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  • 執筆者の写真姿勢矯正士 井上拓也

当院が初回問診に20分かけている理由



当院では初回のお客様への問診に


最低20分はかけ説明をしています


約60分の初回技術のうち1/3を問診に使っている事になります



勉強がてら県内外の多くの治療院に行きますが


問診に20分かけている院は都内でもありませんでした


同業の方からは「ありえない」と言われます


おそらくありえないの理由は


・回転率が悪くなる

・施術の時間が短くなる



といったものですが、


これはお店側の都合でありお客様には関係のない話です

 



これまでいろんな業種を経験してきましたが、私は整体院も接客業の一つだと思っています


しかし、ともすれば整体院の接客というのは、整体師主体になりがちなきらいがあります


「私は原因が分かっています」

「施術をしました、良くしました、どうですか」


といった具合です



もちろんこれも一つの形ですが、私の思う問診はあくまで"お客様主体"



・お客様が何に悩んでおられるかしっかりお聴きし


・姿勢のどういう所に問題があって


・痛みを引き起こしているのか


・何が原因で姿勢が歪んでいるのか




について3D映像を用いて姿勢分析を行い、その解説をしようとすると

20分くらいはすぐにかかってしまいます




 

すると何が違うのかというと


整体師とお客様とで問題意識の共有が出来るのです



先述の「良くしました」というのも、元々がどういった現状で問題がどこにあったのか


不明瞭な状態で施術だけが進むと、整体師側の独りよがりになる事があります



整体師の接客は問題解決型のサービス


問題解決をする為には、事前に問題を定義しておく必要があります


現状のどこに問題点があり、理想の姿はこうという定義が明確でなければ、なにがどう良くなったのかが分からないままセッションを終えてしまうのです

 


また、初回から明確なニーズを持ってお越しいただくお客様ばかりではありません


「なんとなく不調だからなんとかしてほしい」という場合は、


ウォンツをニーズの域まで引き上げてから技術を進めていかなければ、


たとえ施術効果があったとしても「本当に良くなったのか良く分からなかった」で終わってしまう事も少なくないのです



 

大事にしたいのは、お客様がどう変わりたいのか、現状の問題点がどこにあるのかという事を明確にする。


その為にはしっかり現状のお悩みをお聴きするという事。


そしてお店の理念をそこにセットしておくという事を忘れず、日々の施術を行っていく事なのではないでしょうか。




 


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