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  • 執筆者の写真姿勢矯正士 井上拓也

Q. 下半身太りの根本原因と言われる反り腰になると何故太りやすくなるのですか



昨年のコロナ禍以降、自粛中インスタやYoutube等で自宅でもできるトレーニング法、ストレッチ法が大きなブームとなりました。



やはり自粛期間中となるとどうしても運動不足になりやすくなってしまいますよね。



その中でもトレンドワードのひとつとなったのが”反り腰”です。



女性向けの美容専門チャンネルやインスタ投稿では「反り腰だと太りやすい!痩せにくい!」というワードが所狭しと流布されている状態でした。




姿勢の専門家としての意見は答えは


YESと言えます。




ただ、代謝が下がるからという理由ではなく、厳密には”本来動くべき部位が適切に動かず、鍛える必要のない部位が鍛えられより歪みが増長されてしまう為”というのが理由です。



私達の体はなるべくラクに慣れ親しんだ動きを優先して動こうとします。



この時に、例えば前腿や外腿ばかりを使いやすい動きの癖があった場合、前腿の筋肉がより優先的に使われるのでそこの筋肉が緊張し張ってきます。



前ばかりがよく使われるわけですから当然体の前後の筋力バランスは崩れてきてしまいます。




ここで重要になってくるのは、”使われ過ぎの筋肉が骨を引っ張って位置をずらす”という点です。


これがいわゆる歪みの正体です。




反り腰というのは腰が反り過ぎてしまった姿勢の事です。


腰が反り過ぎてしまっているので当然腰の筋肉は過剰に緊張しすぎている状態にあります。


一方、腰の反対側にある"腹筋の筋肉は伸ばされ過ぎて機能が低下している"状態にあるのです。




反り腰になるとぽっこりおなかになる原因は、おなかの筋肉の機能が低下しており、筋力でしっかり内臓や体幹部を支える事が出来なくなっている状態なのです。



機能が低下している訳なのでじゃあ鍛えようという事になるのですが、機能が低下している筋肉にいきなり筋トレをやると”得意な部位が動きをカバーしようと働く”ので、腹筋運動の効率が下がってしまうのです。



腹筋をしていると腰が痛くなったという人は、腹筋の機能が低下している可能性があるのです(もちろんフォームが間違っている場合もあります)



機能が低下しているという事は、実際に動いてくれる筋肉の活動量が少ないという事なので、当然代謝が下がってしまっています。



以上の点を踏まえ、反り腰は間違いなく太りやすくなると言えるでしょう。




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