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  • 執筆者の写真姿勢矯正士 井上拓也

心が折れそうな時に這い上がる為のマインド




【 臥薪嘗胆 】



私は治療家として決してエリートコースでも順風満帆な道を歩んできた訳ではありません




私が整体師を目指そうと思ったのは24歳の頃


当時は恥ずかしながら、新卒の会社をバーンアウトして辞め、なんの目標もあてもなくフリーターをしていました




そんな時、前職で整体技術が使える柔整師トレーナーの方の姿を思い出し、自分も目指してみようと思ったのがきっかけです




 

手技療法家を目指す場合、柔道整復師専門学校に通い国家資格を取るのが王道です


約400万の学費と3年間の通学、約4000時間の勉強時間




ただの極貧フリーターの私にそんな額が払えるはずもありません





だったら、今の自分に出来る事をやるしかない





そこからトリプルワークの日々が始まりました

 



昼は飲食店、夕~夜はリラク店、深夜は牛丼屋バイト



睡眠時間は3時間あればいい方でした




調理師、便利屋、ハウスクリーニング、やれるものは何でもして学費を稼ぎました





酔ったお客に土下座をし、ごみ屋敷掃除で気管支を壊し、それでも深夜のアイドルタイムに解剖学の本を読みあさりました



 



そうして稼いだお金はほぼ全て学費に消えます




ジムで正社員になった時、手取りが18万なのに8万を学費に投じていました






当時の整体学校は京都




休みは日曜日のみなので、

日帰りで京都に行き7時間勉強してとんぼ返りする日々を送りました




学費、旅費で100万円単位で圧倒いう間に貯金は消えていきました


 



しかし、

ただの平社員がそんな目立つ事をしていれば、当然それを良く思わない人達から目を付けられます





必死に取った資格も、技術を活かせる機会を妨害され、嫌がらせを何カ月も受け続けました





それでも諦めずセミナー、勉強会で何度も都内に通いました



時には、「国家資格すら持って無いド素人のくせにこんなところに何しに来たの(笑)」

嘲笑された事もあります




 

30も過ぎて貯金残高は20万以下の極貧生活



同世代は結婚、車、マイホーム、起業



「俺はいったい何をしているのだろう」





劣等感や情けなさで気持ちも折れかけていました




あの時、借金をしてでも柔整師学校に通い、整骨院でバイトをし、病院勤務で修業をする

そんな治療家として王道の道を歩んでいたなら、、、そう思った時もありました


 



そんな時、いつも私を奮い立たせてくれたのがお客様の存在でした


治療家として患者様に感謝されている先輩の姿を思い出し、

「自分の人生はこれしかないんだ」と奮起させました




どんな嫌がらせを受けようが、お金がなかろうが、劣等感に押しつぶされそうになろうが




信じて来てくださるお客様の為に自分が今何が出来るのか


 



雑念を捨てそれだけを考える、そうすると勇気が沸き上がってきました



拳に爪を喰い込ませ、歯を食いしばりながらここまでやって来れたのは、私を信じて来てくださるお客様の存在でした



折れそうになり、それでも這い上がる力を自分にもたらしてくれるのは、信じてくれる人の為にという想いだけでした



私の経験がこれを見てくださる読者様の、何かの力になれば幸いです

今日もやるべきことをコツコツと積み重ねていきましょう




 



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