姿勢矯正士 井上拓也
巻き肩で肩こりになってしまう本当の理由

巻き肩になって肩こりが酷い
そんな経験がおありの方も多いと思います
まずはざっくり結論から
巻き肩とは腕から前重心になっている姿勢
これが肩こりを生み出しているんです
詳しく解説していきましょう
腕から前重心というのは、腕を過剰に緊張させてしまっている為、
前方に倒れようとなっている状態
いやいや、そんなに毎日腕ばかり力ませていないよ
そんな声が聞こえてきそうです
実は私達は何もしていない時、
普通に立っている、座っているという時でも
意図せずして無意識に全身の筋肉を緊張させてしまっています
地球上には重力があります
重力に対してバランスを取っていかなければ体はひっくり返ってしまいますから
姿勢のバランスを維持させるという事を最優先しようとします
この時に例えば前かがみで作業する事が多いデスクワーカーの方
前重心姿勢が癖になってしまっている方の場合は
そうでない方と比べて、過剰に偏った緊張をせざるを得ない体の前提条件が出来てしまっています
これが腕から前重心をさらに助長させてしまっているんですね
この偏った緊張の繰り返しをしていると
身体の中心にある背骨を支えているインナーマッスルよりも
身体の末端にあるアウターマッスルを優位に使いやすい
身体の癖が出来てしまいます
無意識に腕ばかり使いやすい体がこれで出来上がってしまいます
ここでやってしまいがちなのが
巻き肩で肩がこるからといって
こっている肩をとにかく長時間揉む
とにかく強い力で揉みほぐす
という手段
実はこれは逆効果になりうる事があります
腕から前重心の身体をバランスを必死に保とうとしているのは
身体の後側の筋肉
頑張って支えているからこりが生まれているというイメージです
ここを力任せに長時間揉むと
余計に緩んでしまって
さらに腕から前重心姿勢=巻き肩が助長されてしまう
そんな可能性もあるのです
巻き肩から来る肩こりを根本改善していく為には
こっている所をひたすら長時間強い力で揉むのでなく
前重心姿勢になってしまう体の前提条件を
変えていく事が重要です
姿勢を変えていくには
ひたすら筋トレ、ストレッチだけではうまくいきません
原因を個別に分析し、感覚を変えていく為の
運動療法を通して日常の動き自体を良い物に変えていく事が
根本改善の糸口となってくるのです
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